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成功させよう転職 > 看護師の転職について > 看護師の仕事内容
看護師といってもどんな仕事をするのか。人命にかかわる非常に重要かつ責任も重さも伴う仕事です。
そしてこの仕事は国家資格ですから、国の法律で仕事内容は定められています。具体的には保健師
助産師看護師法という法律です。その中で第１章第５条に「看護師とは傷病者若しくはじよく婦に対する
療養上の世話又は診療の補助を行うことを業とする者」とされています。（じよく婦とは出産後の女性）
では具体的にどんな事なのかですが、この療養上の世話とは入院中の患者に対して行う、治療に専念
できるような身の回りの援助の事です。例えば入院生活のための環境整備（ベッドメイキング）、栄養管理
（食事介助など）、清潔に保つための援助（入浴介助など）、排泄に関する援助、歩行訓練、精神的な
不安や肉体的な不安を取り除くようにする援助などです。
これはすべて援助となっていますが、これくらいでいいだろうという個人的な感覚で行っているのでは
ありません。医療専門の知識を元に現在の患者の症状や病気の状態、治療の進み具合などを考慮して
実施されています。つまり看護師の判断で行われる医療業務であって、本来の仕事内容といえるでしょう。
一般的に病棟看護師の仕事のイメージを強くもたれているのはこの部分だと思います。
正直ここまでやってくれるのは家族にはかなりありがたいです。入院している親がいれば当然医療費も
かかりますから、働かなくてはならないので世話をしてくれるだけでも、かなり家族の負担が減ります。
保助看法の中に記載されている診療の補助ですが、患者の待機時間を削減し、的確な治療を受けられる
ように患者の状態を把握しておく事が必要になります。
■診療の補助の仕事内容
・血圧や体温測定
・食事摂取量、血糖などを測り、記録して医師に報告
・医師の診断による飲み薬、点滴の投与
・手術前の検査、前準備、前処置
・手術、検査後の経過観察
・入院中、退院時には薬、治療の補足説明
・静脈注射
・点滴
・医療機器操作
・・・・・
この診療の補助というのは医師の指示が必要になる所が、療養上の世話と区別される所です。しかし
実際にはこの境界線はあいまいで、医療行為とはどこからどこまでをいうのか、具体的に法律には
決められていはいません。少し前までは看護師が静脈注射をするのは法律としては認められては
いませんでしたが、医療施設で静脈注射を実施しているのが多く存在していた事が分かり、看護教育
水準の向上、医療用機材の進歩、医療現場の実態と乖離を踏まえ、平成１４年９月に認められました。
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