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成功させよう転職 > 面接 事前準備編 > 自分の個性を活かした回答
■自分の個性を活かした発言をする
よく面接の時、「緊張しなくていいから、本当に思っている事を話して下さい。」と言われた事は
ありませんか。面接に慣れていない時にこんなことを言われると、真に受けて本音だけを
言ってしまう人や、よけい委縮してしまい、思ってもいないようなありきたりな回答をする人もいるでしょう。
これはどちらもよくありません。
この言葉の意味を考えます。この言葉はある程度の建て前です。
やはり採用されたいと思うのは誰でも一緒です。そのため面接の質問に対して無難な言葉で
取り繕うとします。しかし他にも応募者はいるので、同じような事をいっても面接官の採用基準
を超えるのは難しいです。そのためにこのような言葉を応募者にかけるのです。
ただし本音だけをいっても採用には近づきません。
例えば「同業者とくらべて給料がいいので」といっても意欲が伝わってくるものではありません。
ではどのように答えるのがベストなのでしょうか。取り繕う言葉でもなく本音すぎる言葉でもない。
それは理由です。なぜ給料の高い企業を選んだのか。その理由を突き詰めて考えるのが
その人の本当の答えです。
「家には子供が５人いるので収入を上げることを考えなければならない」
「母子家庭なので収入をあげたい」
その行き着いた答えを自信をもって答えればよいと思います。
また「御社の事業に将来性を感じて」も典型的な志望理由ですが、これも根本的なことをいうと別に
不採用になるような理由ではないのです。これだけだとありきたりの事をいっていて理由としては抽象
と受け取られても仕方ありませんが、問題はその将来性というのは具体的に会社のどんな所に将来性を
感じたのかという事です。やはりここでもなぜそう思うのかの理由を問われます。
そしてその将来性を感じて自分がどんな事をやりたのか、将来どうなっていたいのか、そこまで回答
できてはじめて、入社の意欲を感じ取ってもらえます。個性を活かした回答をするには抽象的な
理由を具体的な理由まで考える事です。めんどくさがって自分と向き合わない人は、
面接官を納得させるような言葉が出てきません。考えないから言葉が出てこないのです。
熟慮して見つけ出した理由に応募してきた転職者の個性があります。その内容を聞きたいがために
面接をするようなものです。そう思っている面接官に、月並みな回答しか出来なかったら採用は
難しいでしょう。安易な理由で応募してきたと判断されないようにしっかりと突き詰めて考える事、
これが採用への近道です。
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