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成功させよう転職 > 面接 事前準備編 > 新卒採用と中途採用の違い
新卒採用と中途採用の違い
■明確な違いに気づく
新卒採用と中途採用の採用基準は明確に違います。それはすでに募集をかけている段階で
やる仕事がほとんどのケーできまっているのが中途採用だという事です。


新卒は入社してから研修がある事がほとんどです。私が昔勤めていた会社では半年の間、研修所で
一日中勉強していました。半年の研修が終わりに近づくと、新入社員全員に行きたい部署の希望を
とります。希望通りの職場へいけるかどうかは、研修期間の最後の方にテストがあって、そのテストの
結果を踏まえて決められていました。


正直な話、研修の内容はほとんど基礎的な勉強ばかりで、職場に配属されたらその職場の仕事を
また一から覚えなければなりませんでした。したがってテストの結果を踏まえて決める事に深い意味はなく、
どれだけ目標に向かって努力できるのかという点に絞られていると、職場に配属された後に研修所の
講師に教えてもらいました。


それくらい実務経験というのは新卒には求められていないという事です。
中途採用は新卒のように職務経験がなくても潜在能力にかけて、将来を見据えた採用基準とは
明らかに違うわけです。そのため必ずされる質問もほぼ決まっています。


それは「なぜ転職しようと思ったのですか?」という質問です。
職種を変える理由、職種ではなく会社だけを変える理由など、その理由を道筋が通るように採用担当者に
説明できなくてはいけません。


転職の面接はこの応募者に仕事をやってもらって大丈夫か、そのためのスキルや特性を兼ね備えて
いるのかという観点で見ています。


■キャリアの豊富な人でも不採用になるのは
ある特定分野にかなり長けた能力をもっている人がいるといしましょう。
その人が同分野に転職をする場合、業務経験だけをみれば一歩も二歩も前に進んでいます。
しかし職務経験的に申し分なくても不採用になる場合もあります。

それはなぜか。

中途採用は入社まえから仕事内容は決まっているので、どんなに能力が高い人物でも、
応募先の企業が求めているスキルにマッチ
しなければ採用とはならないからです。
例えばマネジメント能力の高い人材をもとめている企業に、長いキャリアと高い実務能力をもっている
人材が応募してきたとしても採用は難しいという事です。あくまで欠員がでているのは管理職であって
その欠員を埋めるのが採用活動の意味だからです。なんも根拠もなく雇い入れる事はできないという
事です。


つまり企業研究が必要不可欠になるのです。
応募先企業がどんな人材、スキルを求めてるのか、よく研究して面接で伝えられるようにしておく
事が必要となります。


■ノウハウを身につけるスピード

私は管理者として職場を取りまとめる立場で仕事をしていた時があります。何年も勤めた
会社だったので、エスカレータ式に昇進していった経緯もあるのですが、先に職場に配属された
先輩が次々と会社を辞めていった事もあり、一番年齢の近い正社員の先輩は5つほど年上の
人だけになっていました。


通常はその先輩が職場をまとめる役なのですが、あまり真面目に仕事に取り組む人では
なかったため、自分にリーダー役が回ってきていました。


当然リーダーとなると中途採用の社員や新入社員も、直接ではなくても指導する立場にある
わけです。なにかあれば職場の責任はリーダーにあるので、注意を払いながら周りを見渡す事を
毎日欠かしませんでした。


その時に中途採用で入ってきた社員と、新入社員をみて考えさせられた事があったのです。
その会社は未経験者でも中途採用者を積極的に受け入れる会社だったので、教育期間を新入社員と
同じくらいとっていました。というのも未経験から中途で入ってくる社員と、新入社員のノウハウは
入社当初はたいして変わらないからです。


でもある程度の時間がたつと、決定的に違う所が見え始めました。それに気づいたきっかけは
新入社員は覚えが早い人もいれば遅い人もいて、結構仕事が遅れる事も出始めた時でした。
若手の社員は成長の度合いが遅くても、それを許容する雰囲気が職場にはあったのです。


それに対し中途採用者はどうかというと、そんな雰囲気はありません。できれば早く戦力になってほしい、
そんな期待を知っている方がほとんどだったので、同じように実務経験は皆無だというのに、技術を
身につけるスピードがすごく早いのです。仕事を覚えるスタートラインは一緒ですが、若手は頭が
柔軟です。中途入社の社員は覚えるのにもっと時間がかかるかもしれないと、内心思っていたの
ですが、はっきりいって予想外でした。


これは目的意識が明確か、少しぼやけているかの違いだと思いました。中途採用者はいろいろな
職務経験をして、そのうえでこの仕事がやりたいとはっきりとした考えをもって入ってきます。
社会人経験の差があるとはいえ、仕事に対する姿勢や意欲がここまで影響されるとは思いませんでした。


若手の社員は長いスパンで成長を見ていますから、これから徐々に能力をあげていって
もらえばそれでよいのですが、結果として思ったのはこれから成長していくのに、仕事を始める
年齢はあまり関係ないという事です。結局のところ、どれだけ真剣に仕事に向き合えるかで、
その人の会社の人生は変わってくるものなんだと勉強させられた出来事でした。


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