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成功させよう転職 > > あなたの強みを教えて下さい
■入社後の貢献について
面接の基本ですが抽象的な言葉で質問されても、同じように抽象的な表現で説明するのは
良くありません。抽象的な質問をされた時ほど、意識して具体的に答える必要があります。
この「あなたの強みを教えて下さい」という質問もそうです。
ただ単に「自分の強みはなんだろう、こんなところかな」となんの意識もせず回答するのは
的外れです。この質問は職務経歴の中から、応募先企業で使えそうな能力や経験を踏まえて
説明することが求められます。この自分の強みですが、見つけるのは簡単なようで難しいです。
まず自己分析が必要になってきます。キャリアの振り返りをして見つけていくのですが、その時に
大事なのは出来ない事や苦手な事を、自分でしっかりと認識する事です。
それが出来て初めて自分の強みが理解できます。ここが弱いと自分で分かるから、強い部分が
見えてきます。自己分析の次は企業研究です。企業の求める人材像とはどんな人材なのか、
調べる必要が出てきます。一般的な調べ方としては、企業の募集要件に書いてある項目に
沿って、人材像を把握し面接対策をしていきます。
ここまでの事前準備をして、ようやくこの「あなたの強みを教えて下さい。」の質問に対し、
効果的な回答ができると言えます。面接の中のただひとつの質問にすぎませんが、意味の無い質問は
面接ではされることはありませんから、しっかりと準備していくことが必要です。
この自己分析と企業研究ですが、やはり人材紹介会社のプロのキャリアコンサルタントを利用するのが
確実だと思います。特に企業研究に関しては、キャリアコンサルタントは企業の採用担当者と
接点をもっており、企業の求める人材像を正確に把握しています。その上での面接対策をしてもらえるので
大変有効な手段です。
■質問の意図
面接の時はよくある質問の他に、このようにわざと抽象的な質問をされるケースがあります。
なぜでしょうか。「あなたの強みを教えて下さい」という質問は入社後なにができるのか明確に
把握しておきたいとの思惑の他に、どれくらい会社に入りたいと思っているのか、という熱意を図る
質問でもあるのです。
つまり本当に会社に入って仕事をしたいと思っていれば、自分だったらこんな能力や経験で、
貢献できるという意欲をもってるはずだからです。
こんな意図まで察するのは少し難しいかもしれませんが、ただこれは裏を返せばチャンスでもあります。
意図を理解していれば準備もできますし、考えれば大きなアピールにもなります。
面接の質問には必ず意図があるので、漠然とらえないようにしましょう。
システム開発の①上流工程までの経験を活かした設計能力とコミュニケーション能力が私のつよみであり
御社に貢献できると考えています。前の職場では詳細設計よりも、前工程の仕事をこなせる事を会社から
要求されました。この経験は御社の案件に幅広く対応できて、かつ利益を上げられるシステム
エンジニアとして役にたつと思います。またコミュニケーションの面では特に面識のない人物と話すのは
苦になりません。②派遣先のお客様と円滑な関係を構築し、人員増員の交渉をして成功させた事も
あるので、待機者を減少させるためにも働く事が出来ます。
※解説
①なにがつよみなのかを質問されたら応募先企業で活かせる能力を売り込むようにする
②コミュニケーション能力という抽象的な表現は相手に伝わりにくいので、できるだけ具体的に
説明できるようにしておく.
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